今日の哲学カフェ 「流行の本質」
オンラインにて開催された「流行」について。問い出しで、流行の本質とは何か?に。今まであるようでなかったテーマ。
流行という状態だけであれば、コロナもファッションも健康法も似ているが、出発点が違う。
1.自然発生ー感染症
2.意識的につくられるもの
A.期限付きの流行(そもそも流行とは期限付きのものを言うのであろう)を、最初から狙うもの。ファッション業界、サブカルチャー。
B.始めた本人は定着を目的としているが、結果一時的な流行に終わるもの。健康法、思想。
2の中から、一時的な流行を超えて残るものもある。経済力によってもたらされるものが多いが、必ずしもそうとは限らない。渋谷の女の子から発信されるもの、貧乏なアーティストからはじまるものもある。これも、外から眺めると1のように自然発生的に感じられる。
何かしらの快感や利得がなければ流行ることはない、ましてや定着はしない。ファッションは、過去より少し珍妙さを競い、それを一人ではなくみんなで着ることで快感を得ている。ファーストペンギンは現在では広義のプロがおこなっているのだろう。
流行に乗る乗らないは、自分にとっては器用不器用である気がする。自分のように不器用だと、乗れそうなときには終わってるのだ。