哲学カフェ・対話の話

哲学カフェ、哲学対話の参加や主催をする中で、考えたことを記しています。深い話はありません。哲学カフェ参加の感想は、対話中に出た話と、後で考えたことが混ざっています。

今日の哲学カフェ「人の魅力」

ちょいワルどころではない「クソ男」なのに、異性同性どちらからも人気がある。そんな人の魅力とは何なのだろうから始まりながらも、なかなか詰められるところにはいかない。いや、「詰められない」からといって「つまらない」わけではない。おもしろさはまた別で、適度に散乱しつつも思考は動き続けている会にはなった。

注目すべき意見があった。ビブリオバトルでは結局のところ「読むといいことがある」ような話をした人が勝ったりする。魅力とは、自分に益するところを感じているだけのことではないか?

私にとって魅力的な人は、自分の美意識にうったえてくるものがある人なのである。これも、確かに自分の欲望に与えられる無形の利益ではある。ならば人の魅力は人を繋ぐ力だ。

完全無欠な人などいないだろうが、いたところで、その人が万人に魅力的かといえば多分違う。これは出なかったが、魅力はどこか予想を裏切らなければならない。他人の予想を裏切る有りようは、呆れか嫌悪か笑いだが、どれにも当てはまらなければ魅力として目に映るかもしれない。

このことに気がついたのは、たった今である。